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2014年1月28日 (火)

シャペの1980年元旦の火災

最近、ケベックの大ニュースはイル=ヴェルトの高齢者向け集合住宅での火災です。現在10名死亡、22名が行方不明・消息不明ということです。

ケベックでこういう火災があると必ずといっていいほど、シャペの火災が言及されます。
シャペは、シブガモから40kmほど離れた場所にある人口1800~1700ほどの小さな町です。


詳しい歴史については下のリンクを。(観光案内のサイトです。)
http://grandquebec.com/villes-quebec/chapais



Chapaisという名前は歴史家・ジャーナリスト・政治家トマ・シャペ Thomas Chapais にちなんでつけられたそうです。そういえば、モンレアル(モントリオール)にもトマ=シャペ公園があったような。

さて、シャペは、1955年に地方公共団体として成立しました。そもそも、鉱山町です。
現在、主要な産業がバレット=シャペ  http://www.barrette-chapais.qc.ca/ くらいで、人口は減り続け、都会から来た人などは「ゴーストタウン化している」という感想を漏らすこともあります。

去年、MDDEFP http://www.mddefp.gouv.qc.ca/ (MDDEP、ministère du Développement durable, de l’Environnement et des Parcs: 持続的発展・環境・公園省で、現在は、ministère du Développement durable, de l'Environnement, de la Faune et des Parcs 持続的発展・環境・野生動物・公園省という名前でサイトがあります。)がシャペに地方事務所を設置したり、それなりに地域復興のためのテコ入れを図っているのですが、なかなか、大変です。
MDDEFPのこれについてのコミュニケ
http://mddep.gouv.qc.ca/infuseur/communique.asp?no=2077


さて、シャペというと、人口が少なく、産業のふるわないさびれた街のイメージがありますが、ケベックでシャペを有名にしたのは1980年元旦の火災です。
詳しくは以下のリンクを見てください。(フランス語です。)

ラジオ・カナダのサイト内
http://archives.radio-canada.ca/societe/criminalite_justice/clips/17345/
モンレアル大学のサイト内
http://grandquebec.com/nouvelles-quebec/incendie-chapais/


簡単に話をまとめると、シャペのコミュニティ・ホールで、皆で一緒に元旦を迎えようと飲み食いをし、雑魚寝をしていたところ、その中の一人、フロラン・カンタン Florent Cantin が酔っぱらった勢いで、クリスマスツリー(の飾り)に火をつけたのです。そして、42人がその場で亡くなり、救出された50数人のうち、6人がその後やけどで亡くなったそうです。(死亡者48名、負傷者52名だそうです。)
フロラン・カンタンは過失致死で訴えられ、懲役2年の判決が出たそうですが…
親を亡くした子供は45人だそうです。(記事によっては38人ともありますが。)

無事だった人が200人くらいいたようなので、火災発生当時300人近くの人たちが一つの場所に集まっていたようです。

小さな町にこんな火災が起きたら…加害者も被害者も地域住民…皆さんにも予想がつくと思いますが、この火災についての話は、住民の間では少しばかりタブー化してしまったと聞きます。

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この火災を記念したモニュメントがシャペの墓地内にあります。いっとき、観光名所化していたようです。
シャペの墓地は州道113号線沿いにあり、私たちは113号線をよく通るので、写真を撮ろうと思えば簡単なのですが、写真を撮る気にはなかなかなれません。
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コメント

冒頭の火事のこと、先日ネットのニュースで読みました。
消火のための水が凍ってしまったとか…恐ろしいですね。
シャペの火事も、酔った勢いとはいえ、非常識な事をしてしまいましたね。
どちらも巻きこまれて亡くなった方々も、残されたご家族も、本当にお気の毒に思います。

イルカねこさん
こんばんは。コメントをどうもありがとうございます。
ええ、日本でも記事になっていますね。放水するときに水の勢いがなかったとか、消火した後水が60㎝の暑さで凍ってしまい、犠牲者の捜索が困難だとか、寒冷地での火災は鎮火後も問題を残したようです。
火事の知らせを受けて、自分の母親を助けに行った息子が、火の勢いがひどく、梯子が届かず、目の前で助けを求める母親を見失ったというような話がこちらでは伝えられています。
本当に気の毒な話です。
この事件を受けて、今、高齢者向け集合住宅へのスプリンクラーの設置義務について少し話が出ていますが、設置には費用が掛かるようなので、この議論が進むか見守りたいと思います。
***
こちらでは、思いもしないようなことをする人がたまにいて、このフロラン・カンタンも「冗談で」火をつけたようですが、そのほかにも、シブガモでは、かつて、公園にあった(木材で作った)物見やぐら(展望塔)で誰かがたき火をして全焼させてしまったなんていう事件もあったようです。

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