ケベック関連文書の翻訳が(必要というわけではないけれど)ほしい時には
こんにちは。
Traduction JPQCです。
さて、前回は、「ケベックで翻訳が必要になった時には」ということで、重要な文書の翻訳が必要になった場合のお話を少しばかりさせていただきました。在モントリオール日本国総領事館にお尋ねください。という内容でした、
今回は、「ケベックに関係する主題の文書を読みたいが、日本語でないので読めない場合」のお話をしたいと思います。
文書は、客観的に見てそれほど重要ではない場合です。例としては、アーティスト・ミュージシャンについての情報が挙げられるでしょう。
つまり、フランス語から日本語への翻訳の場合です。
こういう場合、いくつもの選択肢があると思いますが、そのうちのいくつかを挙げますね。
1.グーグル翻訳など、機械翻訳を使う。
間違っている場合がありますが、大体の意味が分かることもあります。
地名や人名については、怪しい場合があります。ケベックの地名については、私は、いくつかエラーを見つけています。(訂正されたものもあります。)
翻訳する文章によると思いますが、信頼はほどほどにしておいたほうがいいと思います。
2.自分で辞書を使って、一単語ずつ調べて、大体の意味をつかむ。
時間がかかります。文法がわかっていないと、意味がつかめない場合もあります。自力で訳す場合は、言語を学びながらのほうがいいと思います。
3.友人・知り合いでその言語がわかる人に無料で翻訳を頼む。
これが私の周囲でよく見られたのですが、気を付けたほうがいいです。頼むほうは気安く頼むようですが、頼まれたほうは、ストレスが結構たまるようです。相手の立場になれば、わかることだと思うのですが…
それから、(友人・知り合いが)フランス語・英語がわかると豪語しているからと言って、翻訳が上手かどうかはわからないものです。文化的な背景などがわからないと訳しにくい文章もありますし、経済用語や政治用語など耳慣れない言葉の混じっている文章もあります。
4.翻訳業者に頼む。
翻訳業者次第で、満足のいくサービスを受けられる場合と、そうでない場合と、分かれるようです。日本語翻訳も請け負っている多言語翻訳対応の会社なのに、翻訳された日本語が日本語らしくなかった、なんていう例もあるようです。
料金も非常にリーズナブルなものからそうでないものまであるようです。
見積書や契約書はきちんと見たほうがいいでしょう。
それから、かかる日数なども確認したほうが良いです。
また、個人情報保護に関しては多くの会社が守秘義務を守っていると思いますが、もし業者に翻訳を頼む場合には、個人情報保護に関しての会社の方針をきちんと確認しておくといいと思います。
どの選択肢にも、長所と欠点があります。
私のお勧めは、組み合わせです。つまり、グーグル翻訳などの無料翻訳ツールを使って翻訳したのと、自力で翻訳したのを比較して、内容をくみ取り、翻訳文を作り、それを知人・知り合いに確認してもらう、というものです。この方法でしたら、知人・知り合いは、確認・訂正するだけですので、ストレスも少なくなると思います。
ただ、この方法は、頻繁に用いるには、(おそらく)時間がかかる非効率的な方法です。もし、頻繁に翻訳がほしい場合には、翻訳業者と契約を結んでしまったほうが、文章の内容にもよりますが、安くあがるように思われます。
翻訳業者の選び方については、業者さんと直接連絡を取ってみて、話をして、それから、という感じでしょうか。上に書きましたようなことを念頭に置いたほうがいいとは思いますが…私自身の場合を申し上げますと、「知り合いから聞いて…」とおっしゃっていらっしゃる方がほとんどです。現在広告を出しておりませんので、広告でいらっしゃる方はまずいらっしゃいません。小さな会社ゆえ融通がかなり利くので、それをよく思ってくださるようです。
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