こんにちは。
大変ご無沙汰しておりました。
Traduction JPQC です。
今回の流行病で、日々の暮らしから、外国旅行やパーティのような大きめのイベントまで、ずいぶん、いろいろ影響を受けているようです。
ケベック(州)は、最大都市モンレアル(モントリオール)での被害が大きくて、そのイメージで、ケベック(州)全体が見られていることもあるようです。
日本でも、地域ごとに被害に差があるようですが、ケベック(州)でも、同じことが言えます。
例えば、べ=コモーやセチルのあるコート=ノー地方で、一番被害が出ているのは、刑務所の中だったりします。ほかの感染者は都会や外国帰りの人という感じです。しかも、べ=コモーに関しては、新規感染者が0人のことが続いていたと思います。コート=ノー地方では今までに119人の感染が確認され、現在114人が治癒ということです。(詳しくは、こちらをご覧ください。)
ノー=デュ=ケベック地方では、広大な地域のわりにあまりに感染者数が少なく(8人)、都会や外国帰りの人がウイルスを持ち帰ってきたという感じですが、現在は皆治癒しているようです。
ケベック(州)は、州全体で、ロックダウンという感じでした。コート=ノー地方に入る(または地方から出る)には、警察の検問を通らなくてはならないような感じでした。(日本語で「都市封鎖」と訳されることがあるようですが、ケベックでは、地方ごとになります。地方内でも、移動が制限されざるを得ないような状況もあったようです。とはいえ、理由があれば、移動は可能でしたが。)
ケベック(州)では、70歳以上の方の外出は基本的に禁止、買い物には一世帯一人だけができるというような感じでした。学校などは閉鎖していました。
現在は、徐々に元の暮らしに戻りつつあるという感じです。学校・商店など、できるだけ、状況に対応してやっていこうをしているという感じで、日本の状況と似ていると思います。
でも、業界によっては、まだまだ、議論の足りないところもあるようです。日本人にとって、ケベック(州)は、仕事・研究・学習関係か、観光関係でなじみがある場所だと思うのですが、観光については、あいまいなところがまだあります。業界関係者の中でも、議論が十分になされていないという意識があるようです。ですので、ケベック観光についてはあらかじめきちんと調べておくことをお勧めします。
また、先住民族についてですが、先住民族は、ケベック(州)政府とは少し違った対応を取っていることがあります。
例えば、ノー=デュ=ケベック地方のクリーたちは、地方内なら自由に移動することができます。でも、クリーの居留地には、クリーしか入ることができません。ということで、クリーの居留地にある観光施設やクリーの居留地にある湖などを、クリーでない人が訪れることは現在できません。その一方、ノー=デュ=ケベック地方の最大都市(といっても人口7000人程度だと思うのですが)シブガモに行くと、クリーが多くて、びっくりします。
クリーは、健康に問題のある人が多いので(詳しくはこちらのリンクをご覧ください。フランス語です。)、仕方がない、と私は思うのですが、一般の人には、腑に落ちないと感じられるようです。それから、クリーの人たちの健康状態についてのこの文書を日本語で読んでみたいと思う方がいらしたら、コメント欄にてご連絡ください。
ということで、今回はケベック(州)の地方での新型コロナウイルス感染症に関したお話を少しばかりしました。
質問などありましたら、コメント欄に書いてください。
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そうそう、ケベックにおける子どもの教育言語について、書く予定でしたが、今回は、予定を変更しました。
ではまた、皆さん、どうぞお元気でお過ごしください。
この記事を最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。
Traduction JPQC
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